最新治療のレーザートーニングで肝斑をキレイにできる

2017年8月21日

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お手入れに手を抜いているわけではないのに出来てしまった肝斑を、最新治療レーザートーニングでキレイにしませんか?

●医療用レーザーのひとつレーザートーニング

◯レーザートーニングの特徴

レーザートーニングとは、肝斑の治療として取り入られているレーザー治療です。これまでシミの治療に使われてきたレーザーは肝斑の治療に使われないと言われてきました。その理由は、レーザーを肝斑に照射することで中心部で炎症を起こさせながら、中心部から離れたところにはレーザーの照射の効果が現れないという状況に陥るためです。その結果、肝斑が以前より酷くなってしまうのです。

ところが時が流れて、肝斑にも照射できるレーザーが開発されました。肝斑全体に均一にレーザーを照射することが可能なので、必要以上の刺激を与えることもありませんし、肝斑にしっかりレーザーが照射されるので肝斑が徐々に解消されていきます。イメージ的にはレーザートーニングで照射される光は、水圧の低いシャワーのような感覚です。全体的に優しく降り注ぎます。

◯普通のシミと肝斑の見分け方

通常のシミはところどころに出てきますが、肝斑は左右対称に出るのが大きな特徴のひとつです。これなら病院に行かなくても自分で鏡を見て見極めることが出来ます。シミの状態も特徴的で、肝斑の周囲がぼやけているので、境目がハッキリしません。一般的におでこの真ん中部分、鼻の下やあごなどにも出来やすいことが分かっています。

どうして肝斑が出来るのか、それは生理周期や妊娠、ピルの服用などをきっかけに肝斑の色が濃くなったり、肝斑が現れたりします。また、更年期なども影響しているので、ホルモンバランスが乱れることで肝斑が出来やすいと言われてています。そのほかの原因として紫外線、ストレス、スキンケアの時にこすり過ぎることなどもあげられます。

●肝斑をレーザートーニングでキレイにしよう

◯レーザートーニングの一連の流れ

肝斑がキレイに消えるレーザートーニングですが、一番最初にカウンセリングが行われます。このとき専門医による診察が行われて、肌状態を確かめます。肝斑の状態を見るだけでなく、レーザートーニングの詳しい説明もあります。カウンセリングが終わったらメイクを落とします。

そしていよいよ施術が始まります。レーザーから目を守るために専用のゴーグルを着用します。セットが終わったら、次に肝斑のある部分を冷やしながらレーザーを当てていきます。冷やしながら施術が行われるので火傷の心配もありません。

一般的に1週間から2週間の間隔をあけて、トータルで5回から10回程度通い続けて肝斑をキレイにしていきます。

◯レーザートーニングの気になるところ

トータルすべて施術が終わったら1~2ヶ月に一度、メンテナンスの意味で治療を続けることで肝斑の予防に繋がるので、施術がすべて終わったら担当医とその後のメンテナンスについて話をしたほうがいいかもしれません。

また、施術中の痛みが気になるかもしれませんが、ゴムでパチンとはじかれたような痛みなので、麻酔を使うことはありません。ただし、中には人に比べて痛みに弱いという方もいることでしょう。そのときは我慢せずに担当医に打ち明けてください。必要に応じてクリームタイプの麻酔を使ってくれることもあります。

治療を受けたあとは、レーザーを当てた部分が赤くなります。これは施術を受けたばかりなので熱がこもっている状態なので心配する必要はありません。もちろん、施術のあとは化粧室でメイクをしてから帰ることも可能です。

レーザートーニングを受けて肝斑がキレイになったとしても、紫外線対策を怠ったり、女性ホルモンが乱れているのにもかかわらず体質改善に努めなければ、再び肝斑が出来てしまいます。

あくまでも治療によって肝斑をキレイにしただけですから、このまま同じ生活を続けていけば再発する恐れがあります。健康的な毎日を送ることが肝斑を予防する大きなきっかけになることでしょう。

気になる副作用ですが、施術を受けたあとは、いつもより敏感肌になったり潤いが不足して乾燥しやすい状態になることもあるので、施術のあとは紫外線対策を万全に整えたり、いつもよりこまめな保湿ケアを続けるようにしてください。

●まとめ

肝斑はレーザー治療によってキレイに直せる時代になりましたから、一人で悩まずに専門機関に相談して前向きに施術を検討してみてはいかがでしょうか。