ヤグレーザーなどの施術でシミ取りが可能? どんな施術か気になる方へ

2017年8月22日

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レーザー治療でどうしてシミがキレイになるのか、その秘密を探りながら、シミ取りに効果があるレーザー治療の特徴をご紹介します。

●レーザーでシミをキレイにできる

◯どうしてレーザーでシミがキレイになるのか

レーザーをあてたら余計シミや火傷の跡が出来そうなイメージがありますが、レーザーを当てることでシミを焼いて消してくれるので、火傷の跡も新しいシミも出来ることはありません。そもそもシミはメラニンが過剰に分泌されることで肌表面に出来るため、メラニン色素をレーザーで焼き切ればシミをキレイに消すことが出来るというわけです。

レーザーの特徴として、肌にあてたときにシミの黒い色や茶色に反応するので、周囲の肌を傷めることはありません。シミ以外の皮膚に何の影響も与えずにシミが除去されます。ちなみに、一度の施術だけでなく何度か通ってレーザを照射することで顔全体のシミをキレイにすることが出来ます。何度か繰り返していくとレーザーを照射されたシミがかさぶたになって取れていき、かさぶたが取れた部分から新しい皮膚が生まれてくる、というのがレーザー治療の仕組みです。

◯レーザー治療の流れ

シミを取るためのレーザー治療ですが、痛みが伴うこともあるため部分麻酔を使うことが出来ます。麻酔のタイプはジェルや貼るタイプなので、麻酔で痛みを感じることもないのでご安心ください。麻酔が効いたところで治療が始まります。シミの大きさにもよりますが、時間にするとだいたい10分程度で終わります。

照射されたあとの肌は白くなりますが、そのあとにかさぶたが出来て剥がれ落ちます。個人差があるものの、レーザー治療後は半年ぐらいでシミがキレイになるでしょう。

●おすすめのレーザー治療

◯YAGレーザー

ヤグレーザーはシミ取りレーザーのひとつで、非常に高い出力で照射時間が短い特徴を持っています。肌にかかる負担を極限まで減らすことが出来る色素除去施術です。紫外線によるシミ、老化によるシミ、そのほかソバカスや花弁状色素班などに向いている治療法です。

治療を受けた後はヒリヒリとしますが、数時間待てばヒリヒリ感も収まります。施術を受けた当日から洗顔などは可能ですが、照射した部分はこすらないように注意が必要です。一般的に治療後3ヶ月から半年ぐらいでシミがキレイになります。

料金は一般的にシミの大きさによって違いがあるものの、例えば1ミリ×1ミリ程度のシミなら1,000円前後が相場となっています。

◯qスイッチルビーレーザー

Qスイッチルビーレーザーは、シミの他にもあざの治療のひとつです。肌ダメージを極限まで減らしながら、表皮性のシミやソバカス、真皮性のあざなどにも高い効果を与えます。黒や茶色だけでなく、青色にも吸収される性質があるので、シミだけでなくあざにも高い効果が期待できます。

レーザーが照射されると表皮の奥にある皮膚内部の原因となっているメラニン色素に熱を出して、メラニン色素そのものを壊します。もちろんメラニン色素だけに反応するので、周囲の皮膚が傷つくことはありません。

一回の治療でも高い効果が得られるというメリットだけでなく、肌ダメージが少ないことも患者の負担を減らすことが出来ます。また、入院する必要もありませんし、メスを使って切開することもないので日帰り施術が可能です。

○炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは、組織表面にだけ蒸散するタイプなので、レーザーを照射することによって発する熱の影響が少ないことが特徴のひとつです。施術を受けた後に大きな痛みを感じることもありません。

炭酸ガスレーザーを一点集中して照射することによって、肌表面の収縮や脱水、さらには炭化が始まるだけでなく、皮膚の内側で組織の蒸発や気化が起こります。例えばほくろに照射すると、ほくろの中の水分がレーザーに反応してほくろの細胞が壊れてキレイになくなります。

ちなみに脂漏性角化症のほかにも小さいサイズのイボや、線維種の治療にも使われます。

●まとめ

レーザー治療は予備知識がないと怖いイメージがありますが、多くのクリニックでは施術前に必ずカウンセリングが行われるので、担当の先生としっかり話し合って、自分に合うレーザー治療を受けるようにしましょう。