ケミカルピーリング後の赤み、乾燥、肌荒れの適切な対策とは

2017年8月21日

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ケミカルピーリングは1990年代に日本に普及したものの、赤みや乾燥や肌荒れなどの肌トラブルが起こったという声が国民生活センターに多数届くようになりました。今でも副作用としてこれらの問題がないわけではありません。重要になるのはどういった対策をしていくかです。

●ケミカルピーリングの副作用とは

ケミカルピーリングを行うと、肌の炎症が収まってコラーゲンが増えて肌のハリが回復するという効果があります。

さらに、毛穴に詰まった角栓がなくなって皮脂分泌が抑えられるのも嬉しい要素です。肌質を改善にするにあたって大きな効果を発揮するものの、一時的ではあっても赤みや乾燥や肌荒れなどの肌トラブルが起こる場合もないわけではありません。そして、副作用が起こったとしてもケミカルピーリングに失敗したというわけではないです。これらの症状が起こるのは古い角質が除去されている証拠であり、適切なケアを行うことで収まっていきます。基本となるのはアルカリ液での消毒、保冷剤でクールダウン、保湿です。

◯外部からの刺激を受けやすくなる

ケミカルピーリングを行うと、肌のバリア機能が一時的に低下して外部からの刺激を受けやすくなります。そのため、保湿力の高い美容液やクリームでの保湿を徹底しましょう。帽子や日傘を使用して紫外線をあてないようにするのも大切です。アフターケアができていないと赤みや乾燥や肌荒れなどの肌トラブルにつながりやすくなるのが注意点となります。

◯頻繁にケミカルピーリングを行うのはNG

ケミカルピーリングを行うのであれば、一定の期間を空けるのが基本となります。早く美容効果をほしい、さらに肌を明るくしたいといった理由で頻繁にケミカルピーリングを行うと、副作用が起こる理由につながってしまうものです。思うような効果を得られない場合にしても、既定の使用量と使用頻度を超えるのはNGです。

●乾燥肌になってしまう人の特徴

ケミカルピーリングを行って乾燥肌になることで、赤みや乾燥や肌荒れなどの肌トラブルが起こりやすくなります。

問題になるのはどんな人がケミカルピーリングを行うと肌が乾燥しやすくなるのかという点です。すべての人に当てはまるかどうかは別であるものの、抑えるべき基本として覚えておきましょう。もともと敏感肌や乾燥肌である人は注意が必要です。さらに、化粧水を必要以上に付けている人や肌の状態がよくない人も気を付ける必要があります。力を入れての洗顔や頻度が早い人も考えないといけません。

◯スキンケアが不適切

もともとの体質の場合はしょうがない場合はあるものの、スキンケアが不適切であるのは自己責任です。

外部からの刺激が弱くなっているため、いつも以上に保湿を行う意識を持つのが基本となります。洗顔の仕方にしてもごしごしとしてしまうと、肌のバリア機能が低下して敏感肌や乾燥肌になりやすくなります。泡で優しく洗うようにしましょう。クレンジングを丹念に行い過ぎるのもNGです。保湿力やバリア機能が低下する原因となるからです。

◯肌の状態がよくない人

ニキビや吹き出物など、肌荒れを起こしてしまっている場合は肌が敏感になっていると覚えておきましょう。こういった状況であるにもかかわらず、ケミカルピーリングを行うと症状を悪化させてしまいます。

まずは肌の状態を正常に戻すことを第一とすべきです。基本となるのは洗顔と保湿であり、化粧水で水分の補給をし、乳液やクリームで蓋をするのも基本となります。

●まとめ

ケミカルピーリング後の赤み、乾燥、肌荒れといった肌トラブルは肌が乾燥することで起こるものです。化粧水で水分の補給をするとともに、乳液やクリームで蓋をすることを意識しましょう。肌が保持できる水分量を維持しないと肌トラブルは起こりやすくなります。