レンタルサーバーのスピード比較!サーバー5つを比べた結果

2018年7月5日

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レンタルサーバー比較
こんにちは、アフィリエイターのkokaです。
レンタルサーバーって各社いろいろありますが、どこが早いかご存知ですか?
私も200サイトほど運営しており、色々なレンタルサーバーを使っていますが、なんとなくXSERVERが早い、WPXが早い、mixhostが早い、と漠然と思っているくらいでした。

先日ふと実際にどこが早いのか気になったので、使っているレンタルサーバーの中から早いと感じる5社(KAGOYA、heteml、mixhost、Xサーバー、WPX)のスピードを比べてみることにしました。
今回はその実験結果についてご紹介します。

なぜサイトの表示スピードが大事なのか

そもそも、なぜ表示スピードが重要なのかご存知ですか?

ページの表示スピードは大きく次の3つに影響します。

  1. ページの直帰率
  2. SEO的に有利
  3. 売上にも影響

サーバーのスピードが早ければ、それだけ早くページが表示されます。必然的にユーザーの満足度は高まりますし、当然googleからの評価も高まります。

1.ページの直帰率

Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed
Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed

Googleの調査によるとページの表示時間が遅くなるほどユーザーの直帰率が上がることが分かっています。
3秒以上で直帰率が32%、5秒以上だとなんと90%の直帰率です。
みなさん、せっかちですね。

https://www.thinkwithgoogle.com/marketing-resources/data-measurement/mobile-page-speed-new-industry-benchmarks/

2.SEO的に有利

SEOではグーグルは表示速度を指標の1つだと明言しています。

参照:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
(ウェブマスター向け公式ブログ)

といっても、ページの表示が遅すぎる場合に悪い影響があるという話のようです。
とはいえSEOは相対評価である以上、他より早ければプラスに働く可能性は捨てきれません。

2018年の7月には、Googleはもともとモバイルでのスピードを評価対象にしていることを明言しました。(ただし、これは誤報だったようです。)

3.売上にも影響

さらに表示スピードは売上にも影響します。
2006年にAmazonが公表した情報によると、ページの読み込みが1秒増えると「CV数が7%落ちる」という実験結果がでています。

Amazon公表 2006年:
◆読み込み時間が0.1秒減ると、売上が1%増加
◆ページ読み込み時間が1秒増えると、コンバージョン数が7%減少
◆ページ読み込み時間が1秒増えると、PVが11%減少
◆ページ読み込み時間が1秒増えると、ユーザーの満足度が16%減少

AmazonというECサイトでの話なので、このデータがすべてのサイトに当てはまるとは限りませんが、表示スピードが売上に影響するということは理解してもらえると思います。

このように表示スピードは0.1秒でも早いに越したことはないのです。つまり、早いサーバーを使うのも重要項目の一つだといえるでしょう。

実験したレンタルサーバーの紹介

比べたレンタルサーバーは下記の5つです。

  • KAGOYA(wordpress専用サーバー)
  • mixhost
  • XSERVER
  • WPX
  • heteml

なおこの5つのレンサバは特別に厳選したわけでなく、私が使っているサーバーだからです。

(他にも使っていますが、IP分散サーバーだったりロリポップなので除外しました。)

次にスピードテストをするサイトについてご紹介します。

スピードテストをするサイト

実際にテストしたサイトがこちらの5つです。

使用サーバー
KAGOYA
heteml
mixhost
XSERVER
wpx

見比べてもらうとわかりますが、全く同じ内容です(笑)

wordpressで作ったサイトをバックアップ系のプラグイン「All in one Migitetor」で複製したもので、当然、投稿や画像、テーマ、プラグイン、すべて同じです。
違いといえば、ドメイン名とサーバーだけ。

つまりこの状態でスピードを比べれば、サーバーのスピードが分かるというわけです。

ちなみに、実験サイトのテーマは表示速度が早いと評判の有料テーマ「Snow Monkey」を使用しています。

wordpressテーマ「snow monkey」イメージ
wordpressテーマ「snow monkey」

Snow Monkeyはもともとの作りがシンプルで早いのですが、さらに「ページ速度最適化」の機能がついており、チェックボタンでCSSやJSの最適化や「ブラウザキャッシュ」を使用することも可能です。
(ただし、今回はブラウザキャッシュ機能は使っていません)

またプラグインは次の8つを入れています。

  • Advanced Automatic Update:WP自動更新
  • Compress JPEG & PNG images:画像圧縮
  • Contact Form 7:問合わせフォーム
  • Edit Author Slug:オーサースラッグの変更
  • Simple Local Avatars:アバター画像の変更
  • SiteGuard WP Plugin:WPのセキュリティ全般
  • Unveil Lazy Load:画像の遅延読込み
  • WP Multibyte Patch:日本語パッチ

スピードテストは「PageSpeed Insights」で

スピードテストは「PageSpeed Insights」で調査しました。
googleのツールなので皆さんご存知でしょう。

PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsの入力画面
PageSpeed Insightsの診断結果
PageSpeed Insightsの診断結果

スピード診断をしてくれるサイトは他にもいくつかあります。
モバイルサイトのみを調べたい場合は、同じくGoogleの「Mobile Website Speed Testing Tool – Google」を、どのリソースが原因なのか詳しく知りたい場合は、英語サイトですが「Pingdom Website Speed Test」などを使うと良いでしょう。

レンタルサーバーの診断結果の比較

それでは、スピードテストの比較の結果をご紹介しましょう

PageSpeed Insightsでの診断結果がこちら。

サーバー名モバイルパソコン
KAGOYA9998
heteml9286
mixhost9998
WPX9989
XSERVER9889

ご覧のようにKAGOYAmixhostがかなり優秀な数字です。

KAGOYAはwordpress専用サーバープランで実験したので納得の結果ですが、mixhostがここまで早いとはちょっと驚きでした。

ちなみにスピードテストは時間帯やタイミングによって診断の数字が微妙に上下します。とはいえ何度かテストしましたが、ほぼこの結果になりました。

このテストの前にじつはアドセンスがない状態で実験したんですが、そのときはどのサイトもほぼモバイル99、パソコン98だったんです。
まあ、それでは比較にならないと思って、アドセンスを追加して比較したのが上記の結果です。アドセンスって重いですね(笑)

もし、実際のテスト結果を見てみたい方は上段でサイトを紹介していますので、そのURLをPageSpeed Insightsに入力してご自分の目で試してみてください。
(内部リンク:スピードテストをするサイト

レンタルサーバーの価格比較

せっかくなので今回テストしたレンタルサーバーの料金も紹介しておきます。
こちらの表は月額の1番安い金額で、今回試したプランの一覧です。高いプランであればもっと良いパフォーマンスになるかもしれません。

初期費用最低月額サーバー
kagoya
無料432円SSD20GB
heteml
無料1100円SSD300GB
mixhost
無料1380円SSD50G
XSERVER
3000円1200円SSD200G
WPX
5000円1296円SSD30GB
Conoha VPS

無料570円
512MBプラン
SSD30GB

こうやって比べてみると価格的にもmixhostは優秀ですね。
初期費用も無料だし月額も安いです。
mixhostのことが気になった方はぜひ公式サイトをご覧ください。

mixhostの公式サイトはこちら  

KAGOYAも圧倒的に安いですが、今回は1ドメインしか使えない「wordpress専用サーバープラン」なので注意が必要です。
あと「wordpress専用サーバープラン」は、 .htaccessが使えないで301リダイレクトなどが使えないのも不便なところでした。
ただ、KUSANAGIなのでとにかく早いです(笑)

KAGOYAの公式サイトはこちら  

まとめ

今回の比較実験では、mixhostが早いという結論がでました。

ただページの表示速度の改善は、サーバーの変更よりも使っている画像の最適化のほうが圧倒的に効果的です。
サイトに合わせた最適な大きさにリサイズし、「Compress JPEG & PNG images」などのプラグインで適切な容量に圧縮するだけでも大幅に改善できます。

HTMLやCSS、JSの圧縮も効果があります。
さらに「ブラウザキャッシュ」を利用すればかなり表示スピードは早くなるでしょう。

逆に言えば、サーバーの変更の前にやることはたくさんあるので、XSERVERやWPXのようなそれなりに早いサーバーを使っている方はわざわざ変更する必要はありません。私も今回このような結果がでましたが、主力サイトはあいかわらずhetemlを使っていますし、いまのところ変える気はありません。

これらの施策をやりつくした上で、もう少し早く表示したいという方や、現在使っているサーバーが重いという方、新しくレンタルサーバーを契約しようと思っている方なら、今回紹介したmixhostと契約してそのスピードを体感してみるとよいでしょう。

mixhostのロコ

mixhosについて

mixhostは2016年6月からの新しいレンタルサーバーです。
当初はサーバーが不安定との声もありましたが、2018年に入ってからはサーバーのトラブルの話はほとんどみかけません。レンサバの後発組だけに、サーバーへの強化にかなり力をいれたのでしょう。

ちなみに、SSL化しているサイトのサーバー移転は、手順によってはドメインの評価が失われてしまう可能性があるため慎重にやらなければなりません。
しかし、mixhostなら「サーバーの移転サービス」があってssl化したサイトも破格の15,000円くらいで、安全に移転することができます。

私もサイト売買で、すでにssl化したサイトを購入する場合は、mixhostのサーバー移転サービスを利用して移転するようにしています。
こちらでは何もやることがないので簡単ですし、もちろんサイトの評価が落ちたことはありませんよ(^o^)

mixhostの公式サイトはこちら  

以上、「レンタルサーバーのスピード比較!サーバー5つを比べた結果」でした。
それではまた次の記事で。