爆速!SSL化サイトのConohaWINGへのかんたん移行の完全手順紹介!
こんにちは、kokaです。最近、「ConohaWING」は爆速で、しかも「かんたん移行」というサービスで移行も簡単だと聞いて、試しにサイトを載せ替えてみました。(このサイトです。)
そのとき私が気になっていたのが、SSL化したサイトもブランクタイムなく載せ替えられるのか?ということ。
載せ替えたのにSSL化できるまでhttpsのURLが表示されないとしたら、大問題ですからね。
結論からいえば、ブランクタイムなく簡単に載せ替えることができました。
今回はその時の経験を記事にしたいと思います。
この記事を読んで同じようにやれば、あなたのSSL化したサイトも安心して引っ越しできるようになりますよ。
SSL化サイトのConohaWINGへの移行手順
SSL化サイトのConohaWINGへの移行は、大きな流れでは下記のようになります。
実際に移行に入る前に、なんとなくでもいいのでイメージしておいてください。
- サーバーにドメインを追加
(ConohaWINGで設定)
▼▼▼ - 「かんたん移行」でサイトを移行
(ConohaWINGで設定)
▼▼▼ - DNSの設定変更
(ConohaWINGで設定)
▼▼▼ - ネームサーバーを変更
(ドメインサービスで設定)
▼▼▼ - SSLを設定する
(ConohaWINGで設定)
▼▼▼ - DNSを再度設定する
(ConohaWINGで設定)
かんたん移行が利用できないサイト
ConohaWINGの移行サービス「かんたん移行」、文字通り簡単に移行できるサービスですが、残念ながら以下の条件に当てはまるサイトは「かんたん移行」は利用できません。
自分のサイトが該当していないか事前に確認しておいてください。
- WordPressのバージョンが3.8.5より古いサイト
- PHPのバージョンが5.3より古いバージョンを利用しているサイト
- マルチサイト機能を使用したWordPress
- ダッシュボードログイン時に二段階認証(ロボット認証)を行っているサイト
- プラグインインストール時にFTP情報を必要とする設定のWordPress
- WordPress.comからの移行
- ダッシュボードから画像投稿が出来ないサイト
この他に、画像や記事が多すぎるサイトも「かんたん移行」を利用できません。
正確には、利用はできるのですが移行に失敗してしまいます。
私の場合ですが、「All in one Migration」でファイルが800MBのサイトは行けましたが、容量がそれ以上のサイトは移行に失敗しました。
そういったサイトの場合、不要なテーマやプラグイン、リビジョン、画像などを削除してから移行作業にうつると良いでしょう。
あと、ありがちなのがキャッシュ系のプラグインを使用している場合、キャッシュが溜まりすぎていることがあります。
移行の前にキャッシュは削除しておいてください。
SSL化したサイトの「かんたん移行」の仕方
SSL化したサイトもConoha Wingの「かんたん移行」でブランク期間なしで移行できます。
Conoha Wingにドメインが追加されていないとこの機能が使えないので、まずは「サーバー管理」かららドメインを追加してください。
サーバー管理でドメインを追加
「ドメイン」をクリックすると下記のような画面になります。
「新規ドメインで追加」を選び、追加したいドメインを入力してください。
今回は「かんたん移行」の予定なので、「無力独自SSL」は「利用しない」を選びましょう。
かんたん移行の前にプラグインの停止
次は「かんたん移行」でwordpressの移行作業に入るのですが、その前に元サイトのセキュリティ系のプラグインの停止が必要です。
セキュリティ系のプラグインを停止しないと移行作業が絶対に失敗してしまいます。例えば、「SiteGuard WP Plugin」や「Login rebuilder」などログインのセキュリティを高めてくれるもの
時間のムダになるので、ここでプラグインを停止しておきましょう。
以下のプラグインは確実に停止。
- Yet Another Related Posts Plugin
- WassUp Real Time Analytics
- WordPress Popular Posts
- wp slims stat
- Broken Link Checker
- count per day
特に忘れやすいのが、「WordPress Popular Posts」です。
私もこのプラグインが原因で移行に失敗しました。
必ず停止させるようにしてください。
サイト管理からアプリケーションをインストール
次に「サイト管理」を選び、「アプリケーション」のボタンをクリックしてください。
アプリケーションと書いてありますが、wordpressを簡単にインストールする機能です。
新規サイトの場合は、そのままでインストールで良いのですが、「かんたん移行」を使う場合は、「wordpressかんたん移行」を「利用する」を選択してください。
あとは移行元のURLやログインのユーザー名やパスワード、データベースの名前やユーザー名、パスワードを入力します。
ログインのユーザー名やパスワードは、いままで使用していたwordpressの管理用のものを入力してください。
データーベースの名前、ユーザー名、パスワードについては、ConohaWINGで使用するものなので、新しいものを入力しましょう。
※パスワードは半角英数のみでは通りません。必ず記号も混ぜたものを使用してください。
入力したら忘れず「保存」のボタンをクリックしてください。
稼働中になるまで待つ
インストールが完了すると、サイトの移行を自動で行ってくれます。
その間、サイトのアイコンは「構築中」と表示されており、これが「稼働中」になると移行完了です。
この状態からこうなります↓
サイトの構築時間ですが、120記事くらいのサイトで20分ほど、500記事以上のサイトだと1時間近くかかりました。
ステータスは自動的に稼働中に変わるのですが、たまに変わらないこともあるので、1時間たっても移行が終わらないなら管理画面をリロードしてチェックしてみてください。
また1時間以上の時間がかかる場合は移行が失敗した可能性があります。
ステータスが「移行失敗」という表示に変わるので、移行失敗したかどうかはすぐに分かります。
もしも移行に失敗してしまったら?
移行に失敗した場合ですが、「移行失敗」のステータスとともに、何が原因で失敗したのか失敗の原因が表示されるので安心です。
失敗の原因の多くはプラグインです。
プラグインにセキュリティ系が入っていないかもう一度チェックしましょう。
他には、サイトの構築ファイルが大きすぎる場合も失敗する場合があります。
可能性が高いのはキャッシュ系プラグインのキャッシュが溜まっている状態です。
この場合は、まずはキャッシュの削除をしてくと良いでしょう。
その他に画像が多いサイトも容量が大きくなりやすいので、不要な画像を整理しましょう。
使ってない画像はメディアのところで調べることができますよ。
一旦セキュリティ系のプラグインを復活しよう
サイト構築が完了したら、ここで元サイトのセキュリティ系のプラグインを復活させましょう。
まだこのあとSSLの浸透などがあり、サイトによっては時間がかかる場合があります。
すぐにSSL化できる場合もありますが、私のサイトの1つはSSL化まで2日ほどかかりました。
その間、大切なサイトを無防備にはできません。
ですから、まずはセキュリティ系のプラグインを復活させておきましょう。
DNSの設定変更
次はSSL化をブランクタイム無しで行うために、DNSの設定を変更します。
ここでは、新しいサイトのSSL化が終わるまでは古いサイトを表示しておくという設定をします。
レンサバでIPを確認する
まずは、元のレンタルサーバーにアクセスして、サーバーのIPを調べておきましょう。
例えば、エックスサーバーならここから調べられます。
XdomainやHETEML、MixhostのIPを調べたい方は、下記のリンクにて場所を紹介しています。
該当するレンタルサーバーをご利用の方はディスプレイのアイコンをクリックして場所をご確認ください。
レンタルサーバー | ||
---|---|---|
Xdomain | heteml | Mixhost |
ConohaWINGのDNS設定
メニューにある「DNS」を選び、右側の「鉛筆ボタン」を押してください。
入力が可能になるので、現在のIPアドレスをどこか別の場所にコピーして保存してください。
最後にまたこのIPに戻す必要があるからです。
値を保存したら、1番上と4番目の数値をレンタルサーバーで入手したIPに書き換えましょう。
また、さらに左側の一番下の「+」をクリックしてください。
入力が完了したら、保存を押して終了です。
これでネームサーバーを切り替えても、元のサーバーの情報が表示されるので、その間にSSL化を浸透させます。
これによりブランクタイムなく、サーバーを移行することができるわけです。
ネームサーバーを変更する
DNSの設定が完了したら、次はネームサーバーの変更です。
さきほどのDNSの設定がしっかりしていれば、ネームサーバーを変更してもサイトはきちんと表示されるので安心してください。
なお、ConohaWINGのサーバーは下記になります。
ns-a1.conoha.io
ns-a2.conoha.io
ns-a3.conoha.io
SSLを設定する
次はいよいよSSLの設定です。
ConohaのSSLの設定自体はとても簡単です。
サイト管理から「サイトセキュリティ」を選び、無料独自SSLをクリックして
上の画像のようにONの下に「設定中」と表示されればSSL化は完了です。
サイト設定でみると、かんたんSSLのところが下の画像のようにSSL有効化となってります。
もし、失敗する場合は、まだネームサーバーの変更が完了していません。
私は3度SSLの設定をしましたが、そのうちの1回はSSLを有効化するまで2日ほどかかりました。
このように時間がかかることもあると、気長に待ちましょう。
サイト確認
SSL化ができたら、新しいサーバーのサイトの動作確認です。
現在表示されているのは、DNSの設定を変更しているため、元のサーバーの情報です。
Conoha上のサイトがしっかり動いているか確認する必要があります。
基本設定から確認用URLを確認
ConohaWINGでは、動作確認の機能があります。
サーバーを変えることで、プラグインやテーマがエラーになる場合があるので、必ずここで動作確認をしておきましょう。
動作確認の機能を有効にするには「サイト設定」にある「基本設定」の中の「動作確認URL」をクリックしてください。
デフォルトの設定では、「OFF」になっていますので「ON」にして機能を有効にしましょう。
動作確認URLを「ON」にすると動作確認用のURLが下に表示されます。
これをクリックすることでConohaWINGの中のサイトを確認することができます。
プログラムのエラーがでてないか、表示されてない画像はないかなど確認してください。
ただし、この確認用URLが正規のサイトにリダイレクトされてうまくいかない場合があります。
この症状についてですが、ConohaWINGに問い合わせたところ以下のような回答が帰ってきました。
WordPressについては
データベースにてURLが指定されていたり、.htaccessが
設定されている状況などがあり、動作確認URLですと
表示が正常にされないケースがございます。表示の確認についてはお客様のローカルのパソコンの
hostsファイルを編集していただきドメインへアクセスの上
表示をご確認いただければと存じます。返信メールより抜粋
リダイレクトされて確認できない場合は、公式からの回答どおりhostsの設定を変更して確認しましょう。
hostsを編集して確認
hostsファイルの変更の仕方がわからない方は、下記のリンクを御覧ください。
確認時の注意点
私の体験から移行時の注意点をご紹介します。
すべてのサイトではないのですが、内部リンクが「https:」が「http:」になっていたことがありました。
この場合、画像が表示されないなどの症状が見られるのですぐ分かると思います。
こういった場合はwordpressの管理画面から「設定」→「一般設定」のサイトアドレスを確認し、「http:」になっている箇所を「https:」に修正しましょう。
また念の為、「search regex」などの一括置換プラグインでurlを一括置換してください。
DNSを再度設定する
確認後、問題がなければこの作業で最後です。
ConohaWINGの管理画面で、変更したDNSの設定をもとに戻しましょう。
メモっておいたConohaWINGのIPを以下の3箇所にコピペすれば完了です。
これでSSL化したサイトの移行は完了です。
念のため、もう一度サイトの確認をすればすべての作業は完了です。
お疲れ様でした。
まとめ
今回はSSL化したサイトのConohaWINGへのサーバーの移行を説明しました。
かんたん移行は、時間がかかることもありますが作業も簡単ですし、ブランクタイムなしでSSL化サイトを移行できるのも魅力です。
なにより、今レンタルサーバーの中でも爆速のConohaWINGを体感してしまうともう戻れません。
ちなみに、サーバーを載せ替える前と載せ替えた直後のスピードの比較がこちらです。
ご覧のようにスマホもPCもかなりスピードが改善しています。
ちなみに、いまでは更に速くなっています。
このサイトの今のスピードが気になる方は、ぜひ「Google Speed Insights」で調べてみてください。きっと驚きますよ(^^)
サイトのスピードを少しでも早くしたいなら、ぜひこの記事を参考にConohaWINGに載せ替えてみましょう。
以上、「爆速!SSL化サイトのConohaWINGへのかんたん移行」でした。
それでは次の記事で!
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