勉強期間二ヶ月。webデザイナーが独学でカラーコーディネーター3級に合格するまでの話
こんにちは、kokaです。最近カラーコーディネーター3級に合格しました。とっても嬉しいです(^O^)
今回はその喜びをカラーコーディネーターを目指している人(3級に限ります)におすそ分けしようと思い、独学でカラーコーディネーター3級を合格するまでの話や勉強法をご紹介しようと思います。
最初に
そもそも、カラーコーディネーターをなぜ取得しようと思ったのかというと、とても不純なんですが箔をつけるためです。
私は趣味で色に関連するサイトを作っているんですが、あるとき管理人のプロフィールに『カラーコーディネーター』とあったらカッコいいかも!!と思い立ちました。
スタートはそんな不純なものでしたが、カッコつけたいという気持ちは十分に勉強するための原動力となってくれました(^^)
どんな人が独学で合格したのか?
ここで管理人がどういった人物なのか、基本情報をご紹介しておこうと思います。
「美大で色の勉強しました!」みたいなオチはありませんのでご安心ください(^^)
管理人の基本情報
- アラフォーのおっさん(家庭持ち)
- 普段は会社勤めをしています。
- DTP/webデザインの仕事をしているので、RGBやCMYKは理解している
- DTP/webデザインの仕事をしているので、印刷に関する知識がある
- DTP/webデザインの仕事をしているので、そこそこ配色にも気を使っている
- 色のWEBサイトをつくっているので日本の伝統色は詳しい
- 学校などで色の専門的な勉強をしたことはない
基本情報としては、こんな感じです。
学校はプログラムの専門学校にいっていたので、本当に色とは無縁でした^^;
まずは情報収集!
カラーコーディネーターの資格を取ろうと思って最初にしたことからご紹介します。
それはズバリ、カラーコーディネーターに関する情報収集です。
実はカラーコーディネーターの名前は知っていましたが、どんな資格なのか、どこが主催なのか、いつ試験があるのか、受験料はいくらなのか、詳しいことはまったく知らなかったのです。
そんなわけで『カラーコーディネーター』で検索し、どういう資格なのかを調べてみました。
カラーコーディネーターとは?
カラーコーディネーターとは、東京商工会議所が主催している色彩に関する知識を判定するための検定試験です。色に関する基礎知識はもちろんのこと、産業目的で色を活用するための知識を必要とします。1級。2級、3級と別れており、1級はさらに「ファッション色彩」「商品色彩」「環境色彩」の3種類に分かれています。
検定試験は年間2回。(毎年6月11月)
↓こちらが主催の東京商工会議所です。詳しい情報が知りたい方はこちらでご確認ください。
独学でも取得できるのか?
カラーコーディネーターについてのある程度のことは分かりましたが、問題は独学でも合格できるかどうかです。
資格によっては専門学校や通信教育で基礎を学ばないととても合格できないものもあります。
もし、カラーコーディネーターの3級がそうだとしたら、軽い気持ちで資格を取ろうと思っている私には、敷居が高すぎます。
そこで今度は「カラーコーディネーター3級 独学」で検索してみたところ、3級は合格率60%台で独学でも大丈夫だということが分かりました。
独学でも大丈夫、かつ試験まで二ヶ月ちょっとの時間もある。さらに受験料も5,250円(3級)と安いということで、さっそく試験に申し込みました。
勉強するためのテキスト選び
次は勉強のためのテキスト選びです。もちろんAmazonで探しました。
『カラーコーディネーター3級』で検索すると何冊も問題集やテキストがでてきます。その中でもレビューの星の数が多いものから『カラーコーディネーター検定試験3級問題集 』という本に決めました。
決め手は、この本を何周かするだけで合格したというレビューを見てです。
下記がその本です。2000円くらいしますが、中古の安いヤツで十分ですよ(^^)
勉強を始めてみて思ったこと
9月末に問題集が届き、カラーコーディネーターの勉強を開始したのですが、思っていたよりも難しいということに衝撃を受けました。
合格率が60%もあったので、もっと簡単だろうと正直なめていたんですが、問題集を読んでみるとかなり専門的。色の特性や性質、心理や見える仕組み、光と色、文化や社会背景など内容が幅広く、11月の試験には間に合わないかもと不安に思ったことを覚えています。
一応、下記に本の目次を掲載しておきましょう。
- 第1章 色の性質
- 第2章 色と心理
- 第3章 色を表し、伝える方法
- 第4章 配色と色彩調和
- 第5章 光から生まれる色
- 第6章 色が見える仕組み
- 第7章 色の測定
- 第8章 混色と色再現
- 第9章 色と文化
1章毎に20〜30の問題が掲載されており、1問につき最大5箇所の解答欄が掲載されています。
例えばこんな感じです。
(ア)物体または透過物体の色は、入射光に対する反射光または透過光の波長別の割合で示すことができる。これは(イ)反射率、(イ)透過率と呼ばれる。物体表面での(ア)は、表面が凸凹のない均一な面で起こる(ウ)と、不均一な面で起こる(エ)に分かれる。(ウ)は、鏡を思い起こすと分かりやすいが、光の入射角と(オ)が等しい。
ひたすら問題集を解いた。
そんな感じで勉強をスタートしたんですが、とにかく最初は間違いまくりで全然点数が取れません。
とくに第5章『光から生まれる色』と第6章『色が見える仕組み』は合格した今でも苦手なくらいで、とにかく酷かったです。
Amazonのレビューに「5周くらいすれば合格できる」と書いてあったことをひたすら信じて頑張りました。
勉強時間は1日1〜2時間。日曜は3時間くらい勉強したと思います。
ただ、必ず毎日やっていたわけではなく、週に1日くらいは勉強しない日もありました。
具体的な勉強法
ここで具体的な勉強法を、ご紹介しておきましょう。
持っているのはカラーコーディネーターの問題集だけなので、とにかく問題をじっくり読み込み、ノートに答えを書いては答え合わせ、そしてもう一度問題を読む、この繰り返しです。
ただ、この問題集は解答とちょっとした解説は載っているのですが、テキストではないので専門的過ぎる単語があっても説明がありません。また内容的に、素人には理解出来ない問題も結構あります。
そんな時はネットで調べるようにしました。ネットだと画像付きで詳しい解説が載っていたりするので、分からないときは迷わずネットで調べると良いでしょう。
それではここで、問題集での勉強を1周ごとに詳しく振り返ってみます。
問題集1周目(9月28〜10月18日)
内容が全然分からないところが多々ありました。ただ、とにかく問題になれることだと思い、何度も問題を読み込みながらひたすら問題を解いていました。1周するのにだいたい3週間くらいかかったと思います。
ちなみに、1周目が終わったあとの模擬試験では60点もいきませんでした。正直、この頃が一番不安に思っていた時期です。
問題集2周目(10月19日〜11月15日まで)
2周目ともなるとだいぶ慣れてきて、得意な問題と不得意な問題が自分でも分かるようになります。
さらに、ノートに答えを書いていたので、1周目と照らしわせて、理解度の低い箇所は問題や解説を何度も読み込み、さらに分からない単語をネットで調べて意味を理解していくようにしていました。
2周目が終わるのには3週間ほどかかりましたが、最後の模擬試験が70点台と一応合格レベルを越えてきたこともあり、精神的にはだいぶ楽になった頃です。
問題集3周目(11月16日〜11月22日まで)
3周目はさすがにほとんどが分かります。
ただ、分かるようになったからこそ、引っかかる問題などもあり、そういったひっかけのパターンを覚えるように気をつけて勉強しました。また、逆に3周やってもぜんぜん覚えない問題もあり、そういった箇所はノートに問題を丸々書き写して無理やりにでも覚えるようにしました。
最後の模擬試験は90点台となり、だいぶ内容を理解できていました。3周目も2週間弱かかりました。
問題集4周目(11月23日〜11月29日まで)
4周目は残りの日数が1週間を切ったこともあり、苦手な章だけを復習するような形で勉強しました。
さらに、過去問に3回チャレンジし平均90点以上だったので、自分的にはかなり自信がある状態でした。
ただ、一問だけ気になる箇所があったのですが、後で調べてみようと思いつつ忘れてしまったことで、試験当日に悔しい思いをしました。
合格してなかったら悔やんでも悔やみきれなかったことでしょう。過去問で気になった箇所は絶対にすぐ調べておくことをオススメします。
反省点
今回、私が合格した勉強法は、問題集しか見ていない「テストのためだけの勉強」です。
つまり、正規のテキストを読んでいないので、問題集に出ていない箇所はまったく理解していません。
本当に仕事に役立てるためにカラーコーディネーター3級を取ろうと思っているのなら、やはり正規のテキストを読んだほうがよいでしょうし、通信教育などでしっかりと勉強したほうがよいでしょう。
要点を絞った教材が人気!フォーサイトのカラーコーディネーター講座
まとめ
それでは今回の記事について改めてまとめると下記のようになります。
- カラーコーディネーター3級は独学でもとれる。
- カラーコーディネーター3級は中古の問題集だけで大丈夫。
- カラーコーディネーター3級は二ヶ月1〜2時間の勉強で取れる。
- ただし、この方法だと仕事に使えるほど身にならない。
以上です。
最後に
以上がカラーコーディネーター3級を独学で勉強してみた流れになります。
出題範囲は広いですが、1日1時間でもしっかり勉強しておけば、そんなに厳しいものではありません。
コツコツがんばりましょう。
カラーコーディネーターの3級に合格して思うこと
カラーコーディネーターの3級に合格したのはとても嬉しいのですが、3級ではアシスタント・カラーコーディネーターしか名乗れません
正直『アシスタント』とついている時点で、あまりかっこ良くはないですよね。箔をつけるためにこの資格をとった私としては、残念ながらいまいちです。
ですから、今は早くカラーコーディネーター2級を取りたいと思っています。2級からは『カラーコーディネーター』を名乗れますので(^^)
とはいえ、2級はさすがに独学では難しく合格率も低いので、通信講座を利用したいと思います。
通信講座も何社かありますが、合格率が高いと評判のフォーサイトが良さそうですよ。
以上、勉強期間二ヶ月。独学でカラーコーディネーター3級をとるまでのお話でした。
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